八街薫の日記
技術士(電気電子、情報工学、総合技術監理)を持つ計測制御系エンジニアです。継続研鑽の一環として資格取得等にチャレンジする様を描きます。
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気象予報士登録通知書到着
昨日ポストを見たら気象予報士の登録通知書が届いていた。
A4サイズで想像していたよりも平板な感じである。

登録証ではなく登録通知書であるところがおもしろい。
登録日は「いい夫婦の日」。10日に書類を送ったので
10日間くらいで登録手続きが済んだことになる。

「気象予報士の登録完了について」というお知らせが
同封されており、登録事項の変更や登録抹消の手続き等が
記載されている。それによれば、登録通知書は紛失しても
再発行はできないとのことだ。

登録番号は8000番台の前半である。8888番の登録
番号になる方は第38回試験か第39回試験あたりの
合格者になるのではないかと予想される。

これまでに8千人以上の気象予報士が誕生しているわけだが
実際に業務に活かせている方はどのくらいいるのだろうか。



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気象予報士受験まとめ
実技試験の自己採点では7割に届かなかったので、半分
あきらめていたが、合格点が調整で62点まで下がった
おかげで幸運にも合格できた。

気象予報士の受験体験談は意外に少ないので、参考の
ためにまとめておく。

1.受験の動機
 小学生のときから持っていた気象への興味を何か
 形にしたいという思いがあり、気象予報士を
 いつかは取りたいという気持ちを持っていた。
 業務に必要な資格はほぼ取り終わり余裕ができた
 ことから、挑戦を決意した。

2.試験結果
          学科一般  学科専門  実技 
 第35回試験  ○(13/15)  ○(11/15)  ×(30~40% ?)
 第36回試験   免除     免除    ○(70%弱 ?)
 
3.試験準備

(準備期間)
 昨年の10月中旬から今年の8月末までの約10ヶ月半。
 ①H22年度第2回試験(第35回試験)まで
  試験まで残り3か月半からのスタートだったが、
  11月の出張でペースを崩したので、実質2ヶ月半。
 ②H23年度第1回試験(第36回試験)まで
  2月からスタートを切ったが、3月,4月は中断し、
  ゴールデンウィーク明けから再開。実質5ヶ月。

(参考書)
 独学で気象予報士を受験するためには、参考書には
 かなり投資せざるを得ないと思う。
 下記は実際に購入した本・CD-ROMである。

 ①「気象予報士かんたん合格ノート」技術評論社
  気象予報士受験を決意したときに最初に手に取った本。
  受験の概要を知るためのガイダンス本としての役割を
  期待して購入。受験準備の進め方など参考となる情報
  が豊富である。実技試験の対策にも非常に有用である
  ことが最後の方になってわかった。お勧め。

 ②「一般気象学(第2版)」東京大学出版会
  気象予報士受験のバイブルと言われている本。ただ、
  内容にはかなり高度な部分もあるので、初学者には
  あまりお勧めしない。
  物理に関しては自信がある方だが、それでも一通り
  読み通すにはかなり時間がかかった。ほぼ学科一般
  をカバーしているが、法規は別に参考書が必要。
  単純に試験に合格するだけなら気象予報士受験専用
  の参考書の方が良い。

 ③「気象予報士試験精選問題集平成22年度版」
  学科一般の部分のみを使用。学科専門は時間がなく
  未着手。実技試験問題は実物大でないと意味がない。
  問題集としてはやや中途半端。

 ④「気象予報士かんたん合格テキスト<学科・
  一般知識編>」技術評論社
  学科一般専用の受験参考書。大変読みやすく理解も
  しやすい。章末の問題がほぼできるようになってい
  れば、他に問題集を使うは必要はないと思う。ただ、
  最終章の法規の部分だけは解説もなく穴埋め問題
  と条文集があるだけでやや不親切。お勧め。

 ⑤「気象予報士かんたん合格テキスト<学科・
  専門知識編>」技術評論社
  学科専門専用の受験参考書。上記参考書の姉妹編。
  同じく大変読みやすい。専門知識はこれ一冊でOK。
  お勧め。

 ⑥「気象予報士関連法規のポイント」東京堂出版
  解説が詳しく法規のポイントを効率的に押さえる
  ことができる。総論編、問題編、逐条解説編を
  読めば十分。お勧め。

 ⑦「CD-ROM 気象予報士試験 解答例と解説'10」
  タイロス
  気象業務支援センターの「気象予報士試験 問題
  と正解」の電子版。初回から第33回までのすべて
  の過去問題、解答と解説を収録。実技の問題演習
  用として購入。'10年度版を最後に販売終了。

 ⑧「気象予報士試験 問題と正解」(第34回,第35回)
  気象業務支援センター
  上記CD-ROMには収録されていない前年度分の問題、
  解答と解説集として購入。
  
 ⑨「気象予報士試験 速習テキスト実技編」オーム社
  実技試験対策の中心に据えた本。内容はとても充実
  しており、実戦的。問題演習と並行して読むことに
  より、大変効果があった。図が小さくて見づらいの
  が難点だが、携帯に便利なA5版を維持するためには
  やむを得ないと思う。お勧め。
 
 ⑩「気象予報士実技試験 徹底解説と演習例題」
  東京堂出版
  上記の本に集中したので、ほとんど使わなかった。
  前線解析の部分を参考にした。

(準備方針)
 当初は1回で合格するつもりだったが、試験1ヶ月前に目標を
 変更した。学科2科目突破を初回試験の目標とし、残り1ヶ月
 は学科試験準備に集中し、実技試験は完全に捨てることにした。
 2回目試験は実技試験のみだったので、過去問6年分を3巡させる
 ことを目標とし、並行して実技試験の参考書で知識の充実を
 はかることにした。
 

(実際に行った準備)

学科一般:「一般気象学(第2版)」の通読をしながら、知識の
      確認を行うため「精選問題集」の問題を解いた。
      しかし、「一般気象学」の通読を一回終わらせるのに
      1ヶ月以上もかかってしまったので、12月下旬に「かん
      たん合格テキスト<学科・一般知識編>」を購入。とても
      読みやすく、法規部分を除きほぼ1週間程度で読み終え
      ることができた。法規の部分については、1月中旬に
      「気象予報士関連法規のポイント」を購入し、土日の
      2日間でほぼ完成させた。最終週に総復習を行った。

学科専門:「かんたん合格テキスト<学科・専門知識編>」を年明け
      に購入し、2週間弱程度で読み終えた。最終週と直前
      に総復習を行った。

実技:  第35回試験の自己採点で学科2科目突破を確信した後、
      学科の知識を風化させないように総復習を2月に行った。
      しかし、3月,4月は諸事情により中断。5月の連休明け
      から、「気象予報士試験 速習テキスト実技編」を約
      3週間程度で通読。5月末から過去問演習を開始した。

      タイロスのCD-ROMに収められている平成17年度から
      平成21年度までの5年分の過去問と解答用紙のPDFを
      印刷し、平成21年度分から過去に遡って過去問演習を
      実施した。最初は時間を計らずに実施し、解答解説を
      納得いくまで熟読し、理解するように努めた。また、
      必要に応じて「速習テキスト実技編」を参照した。
      答案は毎回キーワードを想定して自己採点した。
 
      問題を解くには長時間問題に集中する必要があった
      ので、早朝や休日の時間を当てるようにした。
      最初は非常に時間がかかり、7月末にようやく過去3年
      分の1回目が終わるというペースであった。しかし、
      8月第2週の夏休みをフルに活用し、前年度分を含む
      過去6年分の1回目を終了させた。「気象予報士試験
      速習テキスト実技編」は通勤時間帯等のすきま時間
      で読み込んだ。試験までに3回通読した。

      理解が進むとともに解くスピードも徐々に上がって
      きた。17年度の問題を解くころにはほぼ75分程度で
      解けるようになってきたので、最後に取り組んだ
      前年度分は時間を計って解いた。正答率もほぼ
      コンスタントに合格基準点を上回るようになった。

      その後、最初に取り組んだ21年度、20年度分の解き直し
      を試験日までに実施した。解き直しができなかった分
      については、解説の部分だけを再度チェックした。

      最後の1週間は主に天気図記号や防災事項等の暗記
      事項の最終チェックを行った。

4.アドバイス

学科一般:熱力学や大気の力学などは実技試験においても前提と
      なる部分なので、よく理解しておく必要がある。学科
      突破だけであれば過去問攻略で何とかなりそうだが、
      本質的な理解をおろそかにすると実技を突破するのに
      苦労することになるかもしれない。

      また、よく言われることだが、法規の4問を確保できると
      かなり楽になる。その気になれば短期間で攻略可能。

学科専門:専門という言葉が難しそうな印象を与えるので、一般
      が終わってから取り組んだ方が良さそうに思えるが、
      実際には一般の知識とは関係が比較的薄いので、同時に
      取り組んでも可。また、一般とは異なり本質的理解が
      要求される部分がほとんどなく、覚えれば済むことが
      多い。

実技  :学科はほぼ知識のインプット主体で対応できるが、
      実技は自分で手を動かして問題を解くアウトプットの
      訓練が重要。問われるポイントはテーマ毎にほぼ
      決まっていることが多いので、過去問を数年分
      こなして理解しておくことで、6割程度は取れるように
      なると思う。
     
      確実に得点するためには、問題文を正確に読み取り、
      問われていることだけを簡潔に表現する訓練が重要
      である。題意を正確に読み取るために、問題文の指示に
      下線を引いたり、○で囲んだりするのはかなり有効。
      また、簡潔に表現するためには、気象の専門的な
      言い回しを覚えるとよい。模範解答の中の特徴的な
      言い回しをその都度拾って使うようにすれば、自然
      と覚える。

       時間に追われる試験なので、資料を見やすくする工夫
      をするとよい。私は最初にテーマ把握を兼ねて資料の
      天気図やデータを見ながら基準時間からの経過時間を
      記入しておくようにしていた。こうしておくと、後から
      資料を見た時に時間経過の順番が一目でわかるので、
      問題が解きやすくなる。
      また、デバイダ等のツールの使い方をマスターして
      おくと時間を節約できる。デバイダは買うと高いが、
      100円コンパスを2本用意して針側を組み合わせることで
      簡単に作ることができる。


5.合格できた理由

 もともと気象に興味があったため、天気図の見方などについて
 予備知識があったことが大きく、モチベーションの維持にも
 つながったと思う。また、熱力学や大気の力学などの本質的な
 理解が合格するための肝であると思うが、それについて特に
 不安要素がなかったことも大きいと思う。



第36回気象予報士試験 合格発表
昨日家に帰ると気象業務支援センターから葉書が届いていた。

そうか、今日が合格発表日だったんだ。おそらくだめだろう
とは思いながら、慎重に圧着シールをめくってみると、
「上記の受験者は、  第36回気象予報士試験に
 合格したことを証明する。」の記載が目に入った。
おお、合格だ。昨年の10月中旬に受験を決意してから2回目
の受験で最終合格することができた。

そうなのである。業務とは一切関係ない資格とは、気象予報士
のことである。これまで気象予報士受験関連の記事は非公開と
していたが、受験も終了したのでこれを機に公開することにする。
いずれ、まとめも書くつもりである。


第36回気象予報士試験 解答例発表
今日気象予報士試験の公式解答例が発表された。

早速自己採点してみると、実技試験1は61点,
実技試験2は78点という結果だった。合計点
は139点で7割にはわずかに及ばない。

実際の得点が自己採点の得点を上回ることは
おそらくないので、健闘はしたものの合格点
にはわずかに届かないという結果になりそうだ。
合格点調整にわずかな望みをつなぎ、合格
発表を待つことにする。

第36回気象予報士試験終了
今日は気象予報士試験だった。

試験会場は武蔵大学3号館。実技試験の開始時間
の約1時間前に到着。2Fの指定されている試験室
に行くと、既に約半分の席が埋まっている。
やはり、「残りは実技試験のみ組」の気合は半端では
ないようだ。

自分の席は中央の列の一番後。一番端の列の席では
ないので、出入りに苦労する必要がないのが助かる。
冷房は若干弱めだがなんとか我慢できる程度。
しばらく試験室に留まったが、じっと座っている
のに飽きてきたので、試験室を一旦出て構内を散歩
した。緑の多いキャンパスである。試験会場以外の
トイレが使えそうな場所を探したが、適当な場所が
見つからない。

試験室に戻ると、いつのまにか冷房が切れたらしく、
とても暑い。試験前の説明の時間になっても、室温
は下がらない。ハンカチを使っても良いかという
質問に対し、監督官は「まあ、いいか。」と独り言
のような返事をしたので、ハンカチ使用は一応認め
られることになった。この暑さでは、これくらい
認めてもらわないとどうにもならない。

実技試験1の試験開始。暑くてなかなか問題に集中
できない。近年にはめずらしく計算問題がでたが、
計算がうまくできず、後回しにした。試験も半ばに
差し掛かる頃、ようやく冷房が効き始めた。後半は
問題に集中でき、何とか5分前には最後の問題を解き
終わった。その後、計算問題に戻ると2分で終了。
どうということはない問題だった。試験室の温度
管理の不備にかなり足を引っ張られた。

トイレは近くの小さいトイレしかないことがわかって
いたので、試験終了後にすぐに試験室を出た。今回は
並ぶこともなく用を足すことができた。

実技試験2は最初から問題には集中できたが、時間的に
は結構きびしかった。最後の問題を解き終わったのが
終了1分前。見直す暇はほとんどなかった。

実技1、実技2ともにあまり手ごたえがない。合格は
ちょっと厳しいかもしれない。とりあえず、自分の
解答の再現だけはやっておこう。


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