八街薫の日記
技術士(電気電子、情報工学、総合技術監理)を持つ計測制御系エンジニアです。継続研鑽の一環として資格取得等にチャレンジする様を描きます。
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技術士(総合技術監理部門)受験体験 その4
総合技術監理の受験は、電気電子の受験とは
全く異なっていた。
電気電子は出題の傾向をつかむだけでも苦労
したのに、総監には青本というテキストがあり
勉強範囲が決まっているのだ。

例えて言えば、電気電子は出題範囲があいまいな
実力試験のようなものであるのに対し、総監は
出題範囲が決まっている定期試験のようなもの
である。どちらが楽かは自ずと明らかだろう。

最後の1ヶ月は青本に集中することをおすすめする。
択一で7割を確保できれば、論文は5割でいいのだ。
総監受験者はほとんどが技術士取得者なので、
論文で5割はそんなに高いハードルではないはずだ。


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技術士(総合技術監理部門)受験体験 その3
筆記試験が終了した後は、秋の情報処理試験のモード
に入ったので、10月中旬までは何もできなかった。

10月下旬に再現メモを元に再現論文を作成した。
論文を改めて読み直してみると、レベルが低すぎる
ような気がして自信が揺らいできた。
しかし、択一の出来が予想よりも良かったので、
ぎりぎり合格点に届く可能性もあると思い、落ち着か
ない日々を過ごした。

ついに筆記合格発表の日を迎えた。
おそるおそるネットにアクセスしてみると、自分の
番号があった。「ヨシ!」。とりあえずは第一関門
突破である。

しかし、論文の出来がどうなのか非常に気になった。
択一が8割を超えていたので、論文は4割に届いて
いなかった可能性もあるのだ。

勝負は口頭試験だと思ったので、迷うことなく前年度
お世話になった口頭試験の講座に申し込んだ。
再現論文を送ったところ、意外なことに非常に良く
書けているという評価だった。
論文で採り上げた業務の5つの管理の観点からの掘り
下げ、論文内容の補足、想定問答集の作成、技術者倫理、
技術士制度の学習などの準備を行った。

試験日は12月8日(金)の夕方だった。試験場は前年と
同じフォーラムエイトで、待合い室も同じ部屋だった。
前年の良いイメージを思い出しながら呼び出しを待った。

「210403*****番 八街薫さん。」ほぼ定刻に呼び出しが
あった。試験室は待合い室のすぐ隣りであった。
試験官は2名だった(前年の4名は多すぎだ)。

質問の内容は以下のようなものだった。

1.経歴を説明してください。
2.受験の動機は?
3.業績の技術的内容に関する質問
4.現在の業務の中での5つの管理をどのように
  進めているか?
5.業務の中の失敗体験
6.技術者倫理とは何か?
7.あなたの専門ではないが、人口密集地に工場を
  建てるとしたら、どのような点に配慮するか?
8.総監を取得した場合の具体的なメリットは?
9.総監を取得したとしてCPDをどう進めるか?

業績の専門技術的な内容についての質問が意外に多かった。
しかし、考えてみると論文の内容だけでは業績の詳細は全く
わからないはずなので、質問が出るのは当然と言えば
当然である。

技術士と思われる副査の方の質問の趣旨をよく理解できない
ことが多かった。聞き直しても理解できず、的はずれな
答え方をしてしまったことが2回くらいあった。
会話の雰囲気は悪くはなかったのだが、合格の確信には
至らないまま30分が経過してしまった。合格の可能性は
7割くらいかなと思った。

2007年2月9日の合格発表の朝、午前5時少し前に目が覚めた。
技術士会のホームページにアクセスし、5時をまわった
ところで更新ボタンを押すと合格発表掲示が現れた。
無事合格していた。電気電子部門のときとは違い、少し
落ち着いて合格の気分を味わった。

追加登録申請用紙に合格証番号を除いた必要事項を記入し、
筆記試験の合格通知と受験票を持って技術士会に出かけた。
合格していた場合を考えて午前中は休みを取っていたのだ。

9Fの合格発表掲示で自分の名前を確認し、8Fの窓口で
受験票を提示して、だめもとで合格証番号を教えて
もらえないかどうか聞いてみた。すると、すぐに調べて
もらうことができたので、その番号を追加登録申請用紙に
記入し、そのまま総合技術監理部門の追加登録申請手続きを
行うことができた(登録証は紛失ということにさせてもらった)。

その後、霞が関政府刊行物サービス・センターに立ち寄り、
官報を記念に購入した。通訳試験の合格発表もあったためか
購入する人が多かったらしく、残りは3部しかなかった。

総合技術監理部門の追加登録日は2月14日だった。
最短で申請したが、ネットで申請しても登録日はあまり
変わらなかったようだ。次回申請することがあったら、
ネットで申請することにしよう。

(つづく)

技術士(総合技術監理部門)受験体験 その2
筆記試験当日を迎えた。
総監の試験は午後だけだった(昨年まで)ので、朝は
楽だったが、駅から試験場まで炎天下を歩かなければ
ならなかった。
試験場に着いたときには汗だくになってしまった。
用意してきた下着にトイレの中で着替え、アイス
ボックスに入れてきたタオルで顔をぬぐった。
やはり替え下着とアイスボックスは必需品である。

昨年まで試験時間は3時間半だったので、択一に1時間、
論文に2時間半を割り当てた。まず択一に手をつけ、
その出来具合を頭に入れて論文に取り組み、合計で
6割を超えるように力の配分を考える戦略を立てた。

試験開始の合図で論文問題を見ると、案の上サプライズ
出題であった。「チェックシート形式」とは想定外だった
が、記入例を見ると青本の知識があれば何とかなりそうだ
思った。

最初の予定どおり、まず択一から手をつけた。青本をよく
見ておけば十分解ける問題だと思った。択一は、控えめに
見ても7割以上は取れたと思ったので、残り2時間半で
論文で5割以上の点数を確保することに全力を注いだ。

問題文が長かったので、題意を外さないように最大限の
注意を払った。「変更管理」の問題は「人的資源管理」
の記述を求めていると思ったので、実施時のチェック項目
の視点として、「安全管理」と「情報管理」を選択した。
「変更管理」の問題は少し難物だったが、実際の業務
体験に即した記述ができるように、いくつか条件を付加
して何とか書ききることができた。

論文は終了の10分前に書き終わった。見直しの余裕が
あるのは技術士試験でははじめてだった。
多少の手応えを感じて試験場を後にした。

論文の再現メモは帰りの喫茶店で書いた。ほぼ完全に思い
出すことができた。
択一は公式解答で自己採点した結果、33問/40問
(82.5%)であった。

(つづく)
技術士(総合技術監理部門)受験体験 その1
2006年3月23日に技術士(電気電子部門)に登録した。
当初から、電気電子部門の技術士になったら、情報工学部門
と総合技術監理部門に挑戦するつもりだった。
21世紀技術士は総監を取ってはじめて20世紀技術士と肩を
並べられると思っていたので、最終的には総監は是非欲しい
と思っていた。

平成19年度から試験制度が改正されることが決まっていたので、
現行制度の試験が実施されるのは、平成18年度が最後だった。
私は、新制度試験1回目には合格できないというジンクスが
あったので、平成18年度には総監か情報工学のいずれかの部門
を受験しておきたいと考えていた。

新制度試験では、総合技術監理部門以外の部門の試験が受け
易くなりそうなので、情報工学部門は新制度にまわしても
良いだろうと考えた。
一方、総合技術監理部門は体験に基づいた論文で勝負できる
現行制度の内に受験した方が有利だろうと考えたのだ。
こうして平成18年度は総監を受験することを決心した。

総監受験に関する情報はAPECさんの超有名サイトで情報を収集した。
このサイトの中の「総監受験にあたってのアドバイス」という
コンテンツが総監受験の本質を突いていると思う。総監を受験する
方は是非精読することをおすすめする。

通称青本「技術士総合技術監理部門の技術体系(第2版)」は、
登録のために技術士会に行ったときに購入した。それ以外に
使用した書籍は以下の3冊である。

1.技術士総合技術監理部門 完全突破「総監 虎の巻」
 (2006年度版)
2.青本徹底ガイド 即戦力「技術士総合技術監理部門の技術体系」
  を学ぶ
3.事例に学ぶ トレードオフを勝ち抜くための総合技術監理の
  テクニック-リスクマネジメントのすすめ 第2版

1は青本とともに一番使用した。総監の論文の書き方を学ぶ
上でとても参考になった。3は青本を読み始めたころに総監
のイメージを作るのに参考になった。2は青本が読みづらい
という人には良いのではないだろうか。

青本を2回通読した4月後半に択一の過去問をやってみると、
過去5年分で全て60%を超えた。青本さえ覚えればとりあえず
択一の合格点は取れそうだという自信のようなものができた。
青本は読みづらいとは感じたが、書いてある内容自体は知って
いることが意外に多かった。
電気系や情報系の人間には結構有利なのではないだろうか。

論文については、青本の理解が進むまでは「自重」し、自分の
業績の「課題」と「あるべき方向」を5つの管理の観点から
整理することに大半の時間を費やした。業務の都合もあり、
実際に論文に着手したのは7月の半ばだった。総監の理解が
進んでから作成したので、あまり時間はかからなかった。
5月頃に作成していたら、根本から書き直しになっていただろう
と思う。平成17年度出題形式に対応したものと平成16年度以前の
出題形式に対応したもの(5つの管理全てについてまとめたもの)
の2本を1週間で作成した。平成17年度問題は、いわゆるサプライズ
出題であり、新制度になってから4年続いた「サービス期間」は
既に終了していた。平成18年度もサプライズ出題になることは
容易に想像できたので、論文の暗記はあえて行わなかった。

試験前の最後の一週間はひたすら青本の読み込みに集中した。
図表にも注意して良く見ておいた。

(つづく)

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