八街薫の日記
技術士(電気電子、情報工学、総合技術監理)を持つ計測制御系エンジニアです。継続研鑽の一環として資格取得等にチャレンジする様を描きます。
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技術士(情報工学部門)受験まとめ その1
最後に、技術士(情報工学部門)の取得経緯をまとめておこうと
思う。平成19年度から21年度までの3年間のチャレンジであった。

平成19年2月14日に総合技術監理部門の追加登録を果たし、最後
の目標である情報工学部門を目指した。このブログをはじめた
のは、途中で挫折するかもしれない挑戦をあえて公開することに
よりモチベーションを維持しようと考えたからだ。このブログの
執筆をとおして、見られているという意識が適度な緊張感を生み、
モチベーションの向上にも役立つということを実感した。

平成19年度からは試験方法が改正されたため、1年目は手探り
でのスタートだった。情報工学部門を念頭に置き、業務の棚卸し
を一からやり直した。また、過去問にもひととおり目を通した。
選択科目はかねてから考えていたとおり、「コンピュータ工学」
となることを再確認した。

技術的体験論文のテーマには、前年度に完了した最新の業務を
選択しようと考えた。問題は複数のテーマを選択する必要がある
場合だった。「コンピュータ工学」にふさわしい業務は、最新の
業務を除くと10年近くのブランクがあったからだ。電気電子部門
の電子応用で受験したときは過去の全ての業務経歴を生かすことが
できた。しかし、情報工学部門のコンピュータ工学では、過去の
業務の6割程度しか当てはまらなかったのだ。とりあえず技術
体験論文のテーマは筆記合格後に決めれば良いと考え、申し込み
時には候補となる業務を経歴書に書き忘れないようにすること
だけに注意を払った。

「コンピュータ工学」は、平成16年度の技術部門及び試験科目の
改正時にできた科目である。3年分の過去問と平成15年度以前の
「計算機システム」の過去問を検討した結果、専門科目については
「コンピュータアーキテクチャ」を中心に対策することにした。
また、必須科目は技術部門に共通した課題に関する出題があると
想定し、「セキュリティ技術」全般について知識を整理しておく
ことにした。また、「ソフトウェア開発技術」についても体系的に
学習しておくことにした。

使用した参考書の主なものを挙げておく。
①「コンピュータアーキテクチャ(改訂2版)」オーム社
②「テクニカルエンジニア情報セキュリティ2007年版」アイテック
③「図解でわかる ソフトウェア開発のすべて」日本実業出版社
④「オブジェクト指向でなぜつくるのか」日経BP社
⑤「ディジタル画像処理」CG-ARTS協会
⑥「コンピュータグラフィックス」CG-ARTS協会
その他、技術動向の調査には、日経産業新聞、情報処理学会誌、
電子情報通信学会誌やITProの記事などを利用した。

7月中旬に技術的体験論文の課題が受験票と共に届いた。課題は
標準的なものだったが、2つの業務体験を記述する必要があった。
論文の検討は試験終了後に行うこととし、当面の試験準備に集中
した。

8月5日の二次試験当日を迎えた。午前の必須問題は予想よりも
変化が大きかった。論文構成力が従来以上に求められる出題である
と感じた。午後の専門問題については、知識問題は想定の範囲内、
応用問題はシステム構想力を問う問題で想定外の内容だった。

6割の得点確保は正直厳しいとは感じたが、技術的体験論文を
筆記発表日の10月31日までに一応完成させておくことにした。
業務2例について記述する必要があったため、詳述する最新の
業務以外の業務をどれにするかが問題だった。コンピュータ工学
にふさわしい業務は業務経歴の前半時期に集中していたためだ。
1例は最新の業務を選択しているので、もう1例は古い業務を
選択しても良いだろうと考え、自分として思い入れのある業務を
選択した。
10月中旬に情報処理技術者試験があったため、骨子だけを
9月初旬くらいまでにつくり、試験終了後に骨子を見直した後
筆記発表日までに論文として一応完成させておいた。

10月31日の筆記発表日を迎えた。結果は不合格だった。成績は
必須科目:B、専門科目:A であった。

(つづく)


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