八街薫の日記
技術士(電気電子、情報工学、総合技術監理)を持つ計測制御系エンジニアです。継続研鑽の一環として資格取得等にチャレンジする様を描きます。
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技術士(電気電子部門)受験体験 その3
2001年度の結果を踏まえて、強電については
さらに知識強化をはかるために、電験二種一次
試験レベルの勉強をすることにした。電験三種
は前年度受験して法規以外の3科目は合格して
いたので、電験三種と電験二種のダブル受験をして
勉強にはずみをつけることにした。

経験論文については、昨年度通信教育を受講して
いたが、指導内容がどうもしっくりしない気がしていた。
電気電子部門の受験指導を格安で行うという広告を
インターネットで見つけ、メールで問い合わせてみた。
主催者(O先生)は大学退官後に技術士事務所を構えた
技術士で、過去に試験委員を務めた経験がある方だった。

O先生とはじめてお会いしたときに、前年の準備答案を
見せ、自分が疑問に思っている点をぶつけてみた。
O先生は、その場で私の業績の内容を理解し、論文の
改善すべき点を指摘した。その指摘はとても的を射た
もので、自分の疑問にも100%答えるものだった。
技術士であれば、誰でも的確な受験指導ができるわけ
ではないということをこの時思い知らされた。

O先生と2,3回マンツーマンの指導を受けた結果、
経験論文は見違えるように良くなった。強電の勉強も
順調に進んだ。二次試験の直前にあった電験も三種の
残り1科目の法規に合格、二種一次試験も全科目合格
し、二次試験の受験資格を得ていた。
今年こそ必ず技術士に合格できると思っていた。

二次試験の当日、試験場は多くの受験者でごったがえして
いた。経験7年だけで受験できる最後の年だったので、
駆け込み受験者が多かったのだ。
午前の試験開始直後、空調が停止してしまうトラブルが
発生した。30分間蒸し風呂のような状態だったが、その
後回復した。空調のトラブルはあったが、経験論文の
問題は例年とほとんど変化がなかったので、冷静に対応が
できた。

問題は午後の専門問題だった。これまでの出題とは明らかに
傾向が変わっていた。それまでの最新技術や技術動向等を問う
出題は影を潜め、基礎的な知識を問う問題が大半であった。
まるで大学の先生が定期試験に出す問題のようだった。
しかも、問題選択の余地がほとんどないので、まともに回答
できた問題は9問中4問程度であった。

教養問題は、択一で9/15問前後と昨年よりも改善。
論文は完答できた。

専門問題で足をすくわれることになってしまい、私は
すっかり落胆してしまった。おそらく成績はA,B(C),A
くらいだったのではないかと思う。O先生に専門問題で
失敗してしまったことを連絡した。

11月14日筆記試験合格試験発表をインターネットで見た。
案の定、自分の番号はなかった。O先生にメールで不合格の
連絡をした。今後どのような勉強をすればよいかわからない
という愚痴のような内容になったためか、先生の返信メール
にはこう書かれていた。
「あれこれ言ってみても仕方がありません。日々の積み重ねが
技術士につながるのです。」
これが先生からいただいた最後のメールになった。
先生はそれから一週間後に他界された。

2002年度の電子応用の合格者は14名(4.8%)で
2001年度の3名(1.0%)から若干回復した。

(つづく)




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